Goettfert社キャピラリーレオメータは、高精度圧力センサによる正確な粘度測定と成形手法に合わせた豊富なオプションが魅力です。
今回は粘度測定における3つのポイントをピックアップして解説致します。

①正確な粘度測定は圧力センサ方式
粘度の測定方式には圧力センサ方式と荷重センサ方式があります。Goettfert社では圧力センサ方式を採用しています。荷重センサ方式では、センサがピストン上部に設置されており、ピストンとバレルの摩擦力をセンサが拾いデータに影響を与えます。ピストン速度が遅いほど摩擦力の影響が大きくなり、粘度曲線の傾きが変わります。そのため、正確な粘度測定には圧力センサ方式が必須となります。

②高精度の粘度測定
粘度測定において前述の通り、圧力センサ方式が必須です。。Goettfert社の圧力センサの精度は±0.005%と他メーカーよりも優れた精度を持っています。センサはドイツの認定機関であるDAkkSの検査を受けており、精度、信頼性が保証されています。特に他社が測定出来ない低せん断速度域においても、しっかり測定できるのはGoettfert社だけです。

③真のせん断粘度と伸長粘度の測定
ツインキャピラリータイプでは、1回の試験で真のせん断粘度と伸長粘度の測定が可能です。ツインキャピラリーでは長さが異なるキャピラリーダイ(直径は同じ)を取り付けることが出来、1回の測定で真のせん断粘度が分かります。真のせん断粘度はCAE解析用のデータとしても用いられています。
また、伸長粘度は0mmダイを使い、Cogswell法でもとめることが出来ます。成形性に関連していることもあり、重要なパラメータでもあります。

キャピラリーレオメータの購入、更新をお考えでしたらお気軽にお問い合わせください。
測定だけでなく成形性などのご相談も承ります。