2026年2月 卓上混練機 Xperienceのご紹介
新しくラインナップに追加された卓上混練機Xperienceとは
Xplore Instruments社卓上混練機は、材料スクリーニングに特化した混練機として材料開発の様々な分野で活躍しています。新製品であるXperienceは多様化する研究開発現場のヒアリングを徹底し、広範なニーズに対応出来るよう設計されています。スクリュートルクやバレル温度、冷却機構などを研究スタイルに合わせてカスタマイズが可能となっています。
従来の耐摩耗・化学耐性に優れたバレルとスクリューを採用
卓上混練機のコア部品であるバレルとスクリューは従来の性能を維持しています
- 耐摩耗性:バレルのビッカース硬度2000、スクリューのビッカース硬度1000の優れた耐摩耗性、高トルク材料の混練やステンレスブラシを使った清掃が可能なため清掃時の作業負担・時間を軽減
- 化学耐性:酸・アルカリ・ハロゲン耐性、塩ビやフッ素樹脂のような材料の混練に対応
高い分散・分配性能
- 完全噛み合わせのスクリュー:小型機ながら精密に設計されたスクリューにより高いせん断と伸長による優れた分散・分配性能を発揮
- 循環混練:バレルは循環バイパスを設けており、少量の試料でも最適な混練条件の検討が可能
混練後の各種成形
混練後は他機種と同様に各種成形機にて熱履歴のない評価用サンプルを作製することが出来ます。
- 射出成形機
- フィルム成形機
- ファイバー巻取り機
- ペレタイザー
- 3Dフィラメント
- ケーブルコーティング
- マイクロチューブ
- UDテープ
ハイトルクタイプMC15HTとの違い
ハイトルクタイプMC15HTは汎用樹脂・エンプラ・ゴム・エラストマー・高充填フィラーなどあらゆる材料の混練に対応した多目的性に優れたフラッグシップモデルの卓上混練機です。それに対しXperienceは、例えば用途によりMC15HTではオーバースペックとなる場合やより研究開発ニーズとマッチした性能を選択したいといったニーズにあった性能を選択可能です。そのため、コアとなる混練部以外の仕様が異なります。
- 試料投入方法:バレル上部にある水冷式トップフィーダーのみ、マニュアルフィーダーによるバレル側面からの試料投入は不可
- トルク上限値:通常仕様15Nm、オプション追加により20Nmまで対応
- 温度上限値:通常仕様350℃、オプション追加により425℃まで対応
- スクリュー回転:通常仕様は同方向回転、オプションとしてギアボックスを追加することで異方向回転に対応(異方向回転用スクリューが別途必要)
- バレル冷却機構:オプションとして水冷ジャケットを追加可能、空冷機能の追加は不可
XperienceとMC15HTの性能比較
| Xperience | MC15HT | |
| バレル容量 | 15ml | 15ml |
| 最大トルク | 15Nm (オプション:20Nm) | 40Nm |
| 最大スクリュー回転数 | 425rpm | 500rpm |
| スクリュー回転 | 同方向 (オプション:異方向) | 同方向・異方向 |
| 最高温度 | 350℃ (オプション:425℃) | 450℃ |
| 加熱能力 | 80 → 240℃:10分 | 80 → 240℃:10分 |
| バレル・スクリュー硬度 (ビッカース硬度) | バレル:2,000Hv スクリュー:1,000HV | バレル:2,000Hv スクリュー:1,000HV |
| 化学耐性 | 強酸・強アルカリ・ハロゲンに耐性 | 強酸・強アルカリ・ハロゲンに耐性 |
| 試料投入 | トップフィーダー | トップフィーダー マニュアルフィーダー |
| その他 | バレル水冷(オプション) | バレル水冷 バレル空冷 不活性ガスパージ |
卓上混練機の新しい選択肢として
新製品であるXperienceは、多様化する材料開発のニーズに応えた選択性の高い卓上混練機となっています。混練性能において最も重要なバレルとスクリューを基にして、トルクや温度などは用途に応じてカスタマイズすることが可能です。最適な仕様についてはこれまでと同様にデモテストによって検証することができます。


