Xplore Instruments社卓上混練機は現在バレル容量により、5cc、15cc、40ccの3タイプから選べます。最新機種であるMC40は従来よりバレルとスクリューサイズを拡張することで、1バッチの処理量を増やしサンプル回収量がアップしています。
混練機構やバレル・スクリュー材質は他の機種と同じですので、循環混練による材料スクリーニングにおいて混練と清掃を含めて短時間かつ簡単に行うことが可能です。
最大トルク40Nmのハイトルク混練にも対応しており、スーパーエンプラや高充填フィラー、ゴム、エラストマーなど適応サンプルも非常に幅広く混練することが出来ます。材料開発の現場に1台あれば研究開発のスピードを大幅にアップ出来、高評価を頂いています。
MC40専用の分散スクリューでワンパスの混練
昨年、新たにMC40専用オプションとして分散スクリューが発表されました。ワンパスでの混練を達成するために重要なな要素として混練中に適切なせん断変形と伸長変形を与えることと、それらの変形下で十分な滞留時間を確保する2つのポイントがあげられます。分散スクリューはこれらを達成するように設計されており、バレル内のサンプル滞留時間を延ばしワンパスでも十分な分散と分配効果を得られるようになりました。これによりスクリューを切り替えることで、”バッチ式の循環混練”と”ワンパスの混練”を目的に合わせて使い分けることが可能となりました。ワンパスによる回収量は、混練条件やサンプルによりますが、250g~3.0kg/hrとなっています。ペレタイザーやフィルム作成機、3Dフィラメント作成機などと組み合わせることで効率的に成形品を回収する用途にも展開できます。
MC40と分散スクリュー、ペレタイザーを組み合わせたワンパスでのペレット回収
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